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    『DIVE!!』 森絵都

    • 2008.06.08 Sunday
    • 11:41
    森絵都『DIVE!!』(角川文庫)
    4043791046DIVE!!〈下〉 (角川文庫) (角川文庫)
    森 絵都
    角川書店 2006-05-25


    by G-Tools


     高さ10メートルの飛込み台から時速60キロでダイブして、わずか1.4秒の空中演技の正確さと美しさを競う飛込み競技。その一瞬に魅了された少年たちの通う弱小ダイビングクラブ存続の条件は、なんとオリンピック出場だった!女コーチのやり方に戸惑い反発しながらも、今、平凡な少年のすべてをかけた、青春の熱い戦いが始まる―。大人たちのおしつけを越えて、自分らしくあるために、飛べ。

     密室で決定されたオリンピック代表選考に納得のいかない要一は、せっかくの内定を蹴って、正々堂々と知季と飛沫に戦いを挑む。親友が一番のライバル。複雑な思いを胸に抱き、ついに迎える最終選考。鮮やかな個性がぶつかりあう中、思いもかけない事件が発生する。デッドヒートが繰り広げられる決戦の行方は?!友情、信頼、そして勇気。大切なものがすべてつまった青春文学の金子塔、ここに完結。 (「BOOK」データベースより)


     赤パン事件の犯人はお前か(`Д´)

     いやぁ。
     またまた、映画の公開が近いってことで慌てて感想をアップ・・・試写会とかもうやってるかもしれませんが・・・。
     だって、映画公開された後だと、なんか「あぁ映画見て知ったのねん、チミ」みたいに思われそうな気がしない?(アホな被害妄想) 



     さて、本題。

     メインの登場人物(ダイブ3少年と勝手に命名)は、坂井知季、富士谷要一、沖津飛沫の3人なんですが、この3人の本当に個性的。
     全然タイプの違うダイバーなんですよね。

     素直で純粋で、まっすぐに飛び込みに向き合う知季。
     見る者全てを魅了する天才ダイバー飛沫。

     でも、一番好きなキャラは、要一ですねぇ。私は。
     両親ともに飛び込み選手だったというサラブレッドで、技術面でも精神面でも抜きん出た実力を持ち、名実ともにダイビングクラブのリーダー的存在。おまけにルックスも良いという3拍子も4拍子も揃った人物なんだけど、ダイブ3少年の中で一番人間くさいんですよ。
     技術面も、精神面も、誰よりも強いんです。並外れた努力と自制の結果として。
     でもねー。
     物語の中で、一番悩み焦るのは要一なんです。不安になってつい無理をしてしまうのも要一。しかもジコチューで変にプライドが高い。自分が一番じゃないと嫌な性格で、赤パン事件の犯人だったりする。ちっちゃいぞ、要一!(笑)

     だが、それがいい(笑)
     なんか、憎めないですねぇ。



     登場人物のキャラも良いんですけど、やっぱりお話も面白い。
     初めは、閉鎖されかかった弱小ダイビングスクールで、「習い事」の延長くらいの気持ちで飛び込みをしてた彼ら(要一以外)が、どんどん伸びていく。
     そして、「目標はオリンピック」という女コーチ・夏陽子の宣言どおり、第4部「コンクリート・ドラゴン」では、オリンピック代表権を賭けた選考会に出場する。

     普通に観客になってました。私(笑)

     ハラハラしながら見守ってました。
     ・・・通勤中の地下鉄の中で、だがね・・・(苦笑)

     1本目、2本目と飛び・・・最後の10本目。
     要一がSSスペシャル'99と飛び、飛沫がスワンダイブを飛ぶ。そして最後知季の演技が始まる・・・
     知季は軽やかに台を蹴り、その未来へと飛びこんだ。
     きゅっとタックルを引きしめて、一回半―ダイヤモンドの瞳にスタンドのみんなが映った。二回半―救護室でのびているはずの要一が映った。三回半―家で吉報を待ちわびている両親が映った。四回半―だれも知らない、知季だけの新しい風景が、そのとき、透きとおった枠の向こうにきらりと瞬いた。

     飛んだッ!飛んだよッ!四回半!
     成功か!?成功だよね!?


     続きを・・・続きを早く読みたい!
     もう気分は最高潮に盛り上がります。
     2000年1月某日、滑走路を見晴らす成田空港のレストランの一角で・・・

     !!!???

     なんと殺生なぁぁぁぁぁッ

     鬼!
     この盛り上がった場面をさらりとかわしていくとは。ただものじゃありません。
     「これ以上書くなんて野暮ってもんでしょ。あとはお任せするわ」なんて颯爽と立ち去ってゆく森絵都先生の後ろ姿が見えます(笑)
     油断のならない、ウォータープルーフのアイライン女がここにもいたか・・・!(笑)

     第4部は、知季、要一、飛沫以外にもいろんな登場人物の視点で、リレーのように語られていくところも楽しいです。ダイビングスクールの仲間(レイジや幸也)や、知季の弟・弘也、飛沫の彼女・恭子、富士谷コーチなど。
     特に、脱落(という表現は悪いかもしれない)してしまった、ダイビングスクールの仲間たちをちゃんと最後まで描いてくれるところに、作者の優しさを感じますね。



     最後に。
     昨日本屋に行ったら、映画の「DIVE!!」の主演の3人がそれぞれ表紙になってる文庫を発見!帯にちょろっと写真が載ってるんじゃなくって、どでーんと表紙なんです。(もちろん本の中身は一緒)
     軽く3種類大人買いしようかという欲求に駆られましたが、平静を取り戻し、買わずに帰りました・・・(だって可愛かったんだよ。すごく!)。
     本屋では普通の表紙の文庫ととなりどおしで平積みにしてありましたので、気になる方は本屋へどうぞ!(出版不況だし、ぜひ購入を(笑))

     ・・・・・・やっぱ壮亮だけでも買おうかなぁ(ひとりごと)

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