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    『チーム・バチスタの栄光』 海堂尊

    • 2008.04.29 Tuesday
    • 00:00
    海堂尊『チームバチスタの栄光』(宝島社)
     東城大学医学部付属病院は、米国の心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生恭一を臓器制御外科助教授として招聘した。彼が構築した外科チームは、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門の、通称“チーム・バチスタ”として、成功率100%を誇り、その勇名を轟かせている。ところが、3例立て続けに術中死が発生。原因不明の術中死と、メディアの注目を集める手術が重なる事態に危機感を抱いた病院長・高階は、神経内科教室の万年講師で、不定愁訴外来責任者・田口公平に内部調査を依頼しようと動いていた。壊滅寸前の大学病院の現状。医療現場の危機的状況。そしてチーム・バチスタ・メンバーの相克と因縁。医療過誤か、殺人か。遺体は何を語るのか…。栄光のチーム・バチスタの裏側に隠されたもう一つの顔とは。第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)


     日本の解剖率の低さ、及び、麻酔医不足に警鐘を鳴らす小説。

     小説の形をとっていますが、結局そこが言いたいようですね。
     まぁ、関西ローカルの「たかじんのそこまで言って委員会」を見たからってのもあるけど(4月のとある週に海堂さんゲスト出演されたときに、同様のことを仰っていました)、主張したいことをちゃんと届けたいがために小説という手段を使いました、という感じがしました。
     「解剖」と「麻酔医」は、この小説の重要な肝になってます。



     内容的には、、、専門用語多ッ!

     ってこれ内容の話じゃないな・・・。
     専門用語については、はじめはちょっと読みにくい感じもしますが、、、まぁ病院のお話で専門用語出てこない方が気持ち悪いっちゃー気持ち悪いんですよね(笑)
     そこはそのうち慣れます。
     ってか慣れろ(笑)
     もう気分は一流外科医



     今度こそ内容の話。

     うーん。
     トリック自体は、思ったよりインパクトが薄い気が・・・

     バチスタ手術中(つまり衆人環視状態)の殺人事件ということで、「一体どうやったんだ!」とワクワクしてたんですが、トリックが専門的すぎて、「ふ〜ん・・・」以外の感想が抱けませんでした。
     論理的な謎解きに納得するのではなくて、「そういうもんなのね・・・」という感じ。
     数学の公式とかで、どうしてそうなるのか分からないけど、とりあえず問題を解くために覚えました・・・的な後味ですね(笑)



     それでも、結構面白かったんですけどね。登場人物が。

     キャラ読みでしたが何か?(笑)

     ・・・冗談です(半分は)、ちゃんと読みましたよ。。。

     個人的に大好きだったのは、白鳥ではなく、高階病院長!!
     手術のメス捌きもさることながら、院内政治における切れ味の鋭さも一流という、小柄でロマンスグレーの切れ者病院長。

     徐々に相手の退路を絶つ周到な話ぶりの病院長
     黒崎教授を相手をやり込める腹黒い病院長
     白鳥の相手に難渋する病院長
     「ゴンちゃん」「マコリン」なお茶目な病院長

     素敵・・・ラブ

     いやーやっぱ私こういうキャラ好きだ・・・!
     うん。『図書館戦争』の柴崎麻子もこれ系のキャラやんなぁ。こういうキャラ出てくると、ニマニマしちゃいますね(笑)



     最後になりますが、この小説を読んで初めて、日本の解剖率の驚異的な低さを知りました。殺人事件が増えただの減っただのと一喜一憂しても、実はそれは氷山の一角に過ぎず、多くの殺人事件が闇に葬られているのではないか・・・。
     このことのほうが、小説内の殺人事件なんかよりよっぽど恐ろしく感じました。

     あとは、麻酔医含めて医者の不足ですかねぇ。麻酔医の氷室に「これじゃあ、医者も壊れるぜ」というセリフを言わせてますが、実感こもってるなぁと思います。医者でもある著者の本当の気持ちなんだろうと思います。医者の他にも、教師とかもそうですかね。いつまでも彼らの善意に甘えてたら壊れるよ、そりゃ。医療改革なんかの道筋が全然見えてこない今の社会への警鐘ですね。

     そういう意味で、小説というわかりやすい方法で出された目的は達成できてるのかなーと個人的には思います。小説だと読みながら感情入りますしね!

     って、最後くどくど書いちゃいましたが、結論としては、おすすめですよってことです(笑)

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    • 2011.12.18 Sunday
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      コメント
      きてしまった・・・
      すごく深い感想ににびつくりです。

      またこのブログのなかから
      面白そうな本探します。。
      • 孔明
      • 2008/05/01 12:11 AM
      ども〜。来てくれて有難う御座います^^

      そんなにたくさんの感想はないですが、、、参考になれば幸いです^^
      • 一馬
      • 2008/05/04 4:10 PM
       初めまして。

       通りすがりの者ですが、私も先日『チーム・バチスタの栄光』を読み、密かに「高階病院長いいキャラだよな〜」と思っていたので、思わずコメントしてしまいました。
      • 永坂
      • 2008/05/13 10:43 PM
      初めましてこんばんは。
      通りすがって下さり&コメントまでいただいて感謝で御座います。

      私は白鳥より断然高階院長派ですねぇ。お仲間がいて嬉しい限りです。
      むしろ白鳥は若干アンチかも・・・。
      • 一馬
      • 2008/05/14 10:44 PM
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