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    『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦

    • 2007.09.28 Friday
    • 11:09
    評価:
    森見 登美彦
    角川書店
    ¥ 1,575
    (2006-11-29)
    森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店)
     私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都。(「BOOK」データベースより)


     立ち読みというものは実に良いものであります。
     前もって中身を確認してから購入できると同時に、恐れ多くも丸々すべてを読破するという荒業を成し遂げることもできるのです。それはもう、御財布への信頼に一抹の翳りのある私のような人間に、神様が与えたささやかな御褒美なのであります。
     しかし、いつもならその本の面白さに心惹かれても、所謂「文庫落ち」をするまでは「ふんっ」と購入を踏みとどまるのでありますが、その日ばかりは違っておりました。なんとオモチロイ小説でありましょう。はじめの数頁を読んだだけで、私はすっかりこの小説に心奪われてしまったのです。そして私の購入意欲は瞬く間に紅蓮の炎となって燃え上がり、気がついたときには1500円をにぎりしめ、まるで猪のようにただひたすら御会計に向かい猛進していたのであります。


     ・・・って、絶対この本読んだら、文体真似したくなるよねぇ(笑)


     まーいつものようにチマチマ立ち読みしてたんですけど、買っちゃったよ。単行本で!
     これと一緒に、有川浩やんの『海の底』も買っちゃったけどな!(そっちの感想はまた後日)
     あわせて3000円の出費はなかなかに痛い。しかし悔いはない。
     



     さて。

     読者諸賢、ごきげんよう。



     ・・・



     読者諸賢っていいな!
     なんて甘美な響き・・・。



     ときに読者諸賢。久方ぶりの登場である。
     (うわっ格好良い!これからも使おう(笑))



     (・・・しかしずっとこの文体だと、書くのが疲れるので戻します。)



     この小説は、基本的には、超天然の黒髪の乙女(最後まで名前は出てこない)と、約1年にもわたってストーカーまがいにも彼女をつけ回し、行く先々で偶然を装って幾度も幾度も出会うのにもかかわらず、名前すら覚えてもらえていないという哀れな先輩の物語。まぁ最後、一応希望のある終わり方をするんですけどね。
     この先輩、「幾度も幾度も出会う」ために、本当に血を吐くほどの努力をしているのに、まったく報われないわけですよ。

     半分は、彼女のあまりの天然さゆえに、
     もう半分は、本丸からあまりに遠すぎる、彼の戦略的失敗ゆえに。


     でもそこがオモチロイ!


     彼女のふわふわ天然さ加減と、彼の報われなさ加減が絶妙!




     私は個人的には、ひとつ目の物語、表題作でもある「夜は短し歩けよ乙女」が一番好きです。
     私は、大学〜大学院と計6年間京都へ通っていたので、なんと懐かしい地名の登場することよ! ビバ!先斗町! などと思い、心躍らせつつ、物語の世界に惹き込まれていったものです。(ハッ!口調が・・・)
     木屋町、先斗町界隈でお酒を飲んだこともあります。(もちろん安いお店でのコンパ)
     だから、すごーくイメージしやすい!


     四条木屋町、阪急河原町駅の地上出口のわきでは、、ギターを弾く若者とそれに聞き惚れる人々がおり、道行く女性に食い下がってゆく黒スーツの男衆が立ち廻り、顔を紅くした老若男女が次なる止まり木を求めて賑やかに数かぎりなく往来する。
     四条大橋へ折れるのかと思いきや、彼女は少し思案しながら、そのまま北へ歩いていく。
    (P11)


     うんうん、わかるわかる(笑)
     知ってるところが小説の舞台だと、余計に楽しくなりますね。


     こんな京の都の風情、魔力みたいなものと、登場人物の強烈な個性が相まって、なんとも奇怪で摩訶不思議な雰囲気が、物語全体に漂っているんですよねぇ。何が現実で何が妄想なのやら。




     うーん、どうも物語の内容への感想が少ないか?(笑)
     でも、あんまり内容について多く語りたくないんですよねー。是非読んで欲しいです。

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